現代の助け合いの形シェアリングで断捨離の一歩
「 シェアリングエコノミー 」
日本語風に簡単に言うと「助け合い」のことです。余ったもの、使っていないもの等を分け合い、助け合うという概念です。
昔から日本人には馴染みがある考え方ですね。
しかし、現在はどうでしょうか。物にあふれ、個人主義が進み、近所付き合いもめっきり減ったなんて人が多くなっているかと思います。
しかし、そんな時代だからこそもう一度、ちょっと現代的な「シェアリングエコノミー」です。
現在の助け合いの形を体験し、お得に有意義に人生を過ごしませんか。
シェアリングエコノミーとは
ひと昔前と違って、今の世の中は物で溢れています。
どの家庭にも倉庫で使われずに眠っているもの、使うには使うけどごくたまにしか使わないものなどたくさんあります。決してそのものが悪いわけではないのです。
この暇を持て余している物たちを有効的にシェアして使おうというのがこの「シェアリングエコノミー」という考え方です。
いろいろなシェアリングエコノミーサービス
インターネット社会である現代はどこにいても、いつでも、気軽に、誰とでも連絡を取り合うことができます。そんな今だからこその便利なサービスが広まりつつあります。
- 場所のシェア
- 移動のシェア
- 持ち物のシェア
- 時間のシェア
4つのカテゴリーで見てみます。
場所をシェアする
家によっては使っていない場所、開いているスペース等もったいないスペースがあります。この場所を借りたい人とシェアします。
民泊
訪日外国人の増加に伴い益々の注目を集めているこれです。
ちょっと昔の本を読むと、「学生が二階の空き部屋を間借りして暮らしていた」なんていう話よくありましたね。それの現代版のようなものですね。
シェアハウス
これはちょっと前から若い人の間ではされている新しい住宅形態ですね。個人でルームメートを探してシェアする人もいれば、シェアハウスとして存在する住宅を自分で探して入居する人もいます。
駐車場シェア
数年前からメディアでも取り上げられていますね。自分のうちの庭や、一時的に使っていない駐車場など空いているスペースを時間決めで貸し出すサービスです。
荷物置き場所シェア
自宅や倉庫など空き場所がある人が、荷物を置く場を探している人に代わって預かるサービスです。旅行中や、引越しまでの短期間から長期の利用ができるようです。
移動をシェアする
交通手段をシェアします。
ライドシェア
普通の移動や帰省時に相乗りしていくサービスです。自分の乗車したい場所から、目的地を入力すると、希望時間に同じ行程を走る車の一覧が表示され、シェアを申し込めます。
配車サービス
全世界632都市で展開されているサービスです。運転手も客も相互に評価をしあい、安全性と信頼性を高めています。
もともとサービス・プロ意識の低いタクシー業界を革新するために生まれたサービスです。そのため日本のように専門性の高い業者が存在している都市では普及が進んでいません。
あ、一番の理由は法律で有償の旅客業務が違法とされているからですね。
自転車シェア
業者のサービスですが、スマホで簡単に手軽に利用できる自転車のシェアリングです。自転車のスタンドステーションがあるところに返せば、どこにでもいくことができます。
自転車のシェアと言えば、今年17年中国大手の中国モバイクが札幌でサービスを開始しました。特徴は格安であること(30分0.5元=約8円)。
また、中国ではどこでも乗り捨てが可能です。つまり、自宅に持ち込んでも原則構わないということです。ただし、これにより、またモラルの欠如も重なり、違法駐輪やマナー違反の駐輪で社会問題となりました。
持ち物のシェア
自家用車シェア
乗ってみたかった憧れの車に乗る目的にも、レンタカー代わりに借りることもできるサービス。貸し手側は自慢の自動車を有料で貸し出せる魅力があります。
お金のシェア
個人間融資の掲示板です。しかし、詐欺の話や、貸し手が闇金業者だったりと問題はいろいろあるようです。ご利用の際は自己責任でお願いいたします。
時間のシェア
労働もこの一種ですが…。
仕事の委託と受注
ホームページ作成、アプリ開発、ロゴ作成、翻訳、データ入力等のお仕事の依頼したり受注したりができるサービスです。
まとめ
ひと昔前の貸し借りは、信用・信頼の元で成り立っていました。これは顔なじみのご近所さんで、気心が知れているからこそできていたことです。
残念ながら現代は人間関係が希薄になり、以前とは変わりました。しかし、情報化社会、法治主義の下、新しい人間関係の形が可能になってきました。
その流れの中で生まれたのが、今回ご紹介したシェアリングエコノミーです。
インターネットという新しい文明の利器を借りながら、お互いの信用・信頼を点数化したり、デポジットのような形で保障したりすることで、21世紀の人間関係を構築することができるのです。
空いている、物・場所・時間をシェアすることで人生を有意義に豊かにしてみてはいかがでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません