片付け上手になるために大切な5Sと10のステップ
引っ越したばかりの時は荷物も少なく片付いていたきれいな部屋が、いつのまにか雑多に散らかった部屋になっているということはよくあります。
使ったら元の所へ戻す、親にも学校でも口酸っぱく言われていたことなのに…。
誰しも買い物に出かけると必要なものも無駄なものも買ってしまいます。すると気が付いた時にはすでにゴミ屋敷一歩手前、皆ここまで無意識なのです。
さあ、どうしたらこの状況から抜け出すことができるでしょうか。
完全な断捨離までは気が向かない、だけどきれいな生活を送りたい方へ、ごくごく当たり前のことから始める10のステップアップご紹介します。
断捨離はじめの一歩の極意
先日、アナウンサー高橋真麻さんのお父さん、高橋英樹さんが断捨離を行い、33トンを処理したという話を耳にしました。きっかけは娘真麻さんの「先がないんだから片付けたら?」の一言だったそうです。
断捨離は聞こえはいいですが、自分でするとなるとよほどの覚悟が必要です。英樹さんは終活の一環ということですが、それでもよほどの決意だったでしょう。
一気にするのが怖い、不安という方はやはり、簡単なことからコツコツと始めることがおすすめです。徐々にステップアップしていくのです。
本題のステップアップに移る前に、断捨離の5Sをご紹介します。
- Swear 宣誓 目標を設定しそれに向かって頑張ると誓う!
- Speed 速度 やるときはスピードよく!
- Sincerity 誠実 適当にすることなく一つ一つ思いを込めて!
- Select 選択 処分するもの残すものをセレクト!
- Succed 成功 その先に待ってる理想の生活!
というわけで、企業でよく言われる5Sを断捨離ように変えてみました。「断捨離の5S」と記しましたが、単に荷物の整理・片付けでも使えるものだと思います。
それでは、具体的な10のステップを見てみましょう。
ここから始める10のステップ
1・ごみを捨てる
ふざけているのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここがすべての始まりです。ゴミ屋敷と呼ばれているうちの家主は皆の呼ぶごみをごみと思っていないのです。
2・賞味期限切れの食材を処分する
冷蔵庫の食材や棚の中にストックしているものの中に賞味期限切れの物はありませんか。賞味期限とはあくまでおいしく食べられる期間をメーカーが保障しているだけの期日ですが、やはり期限内に食べきる使い切る努力や工夫が必要です。
3・後で何かに使えそうは捨てる
買い物でもらった、レジ袋、輪ゴム、段ボール、リボン等何かに使えるかもしれないととって置いたりしていませんか。結局使わないということが多いです。必要になったときは100円均一で買えばよいのです。
4・雑誌、新聞はこまめに処分
新聞やチラシは何かの緩衝材、湿気取り、バーベキューの火付けにと項目「3」にも当たるとも考えられます。しかし出番は少ないものです。雑誌はまたいつか読むかもしれないととってお来たいかもしれませんが、スクラップしたり、スキャンしてデータ保存で対応しましょう。
5・服、靴、バッグは必要度で
2年以上使っていないものから処分しましょう。いつか使うと思っている物は使いません。それよりはとりあえず売ってお金に替えまた必要な時に新しく買いましょう。次に1年、春夏秋冬使わなければもう使わないのです。
6・家電、家具は
家具や家電は購入時にちょっと値が張ったり、どう処分すればよいかわからなかったりして空き部屋に置かれがちです。これでは物が片付かないのも当たり前。
- まだまだ使えるものは売りに出す
- 売れはしないが使えるものは無償で引き取ってもらえるサービスを利用
- 使えないものは自治体の規定する方法で処分してもらう
7・おもちゃ、ゲーム、ぬいぐるみ
男の子の好きなフィギュアやテレビゲーム、女の子の好きなぬいぐるみは子どものいるうちには必ずありたまりがちです。フィギュアはプレミアのつくものもあり、捨てるのに躊躇する人もいるかと思いますが、まさしくその心理が片付かない原因です。
また、ぬいぐるみは人形などと同じで、捨てるのがかわいそうという心理的理由でたまりがちです。一般ごみとして出すことも可能ではありますが、いささか気が病みますね。
- リユースを目的の団体に送る
- 神社等で供養してもらう
8・もらいもの
引き出物、お中元、お歳暮等自分で必要として手に入れたものではないものがあるでしょう。食器類、缶詰やのり、お茶などの食料品、洗剤やタオルなど日用品等使うものではあります。しかし、いつ使うのかはわからない…。そんな時は売りに出してしまいましょう。
9・置物・飾り物
断捨離が目標であれば殺風景な部屋でもよいのでしょうが、きれいに片付いた部屋にしたいという人にとっては、インテリア、装飾は大切でしょう。しかし、ごちゃごちゃした飾りは他人から見たら落ち着きが悪く逆効果で、ましてや使わないのにどこかに使えるととっておくのはご法度です。
10・思い出の品
元カレや元カノとの、学生生活の、子供の時の思い出の品皆ありますよね。これが何かの役に立つかはわかりませんが、皆捨てられません。これに関しては捨てなくてもよいと思います…。
「なんだそれ」と思われる方は、倉庫サービスとか、代理預かりサービスを利用したらいかがでしょうか。
片付けの後の心がけ
物が少なくすっきりと片付いた部屋もその後も保たないと意味がないですよね。
「断捨離の5S」で書いた『誠実』このキーワードは大事です。処分するときにいい加減な気持ちですると後々後悔が生まれたり、また無駄なものを買ったりして物が増えることに繋がります。そして「ま、いっか」という気持ちで元の状態に戻るのです。
『成功』は一時的なものではないので、『宣誓』した目標をキープできる強い心、強い誠実さを併せ持ちたいですね。
まとめ
きれいな部屋を保ちたい、多くの人がこのように思うかと思いますが、日中仕事や勉強をしているとなかなか気が向かないものです。却ってどんどん散らかってしまいます。
まずはできることを簡単なステップからこつこつと、あとはそれを保つ努力をしていきます。そうすることで、部屋をきれいに、気持ちをきれいに、快適な生活にと近づいていくと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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